ANATOMICA SAPPOROがこの場所に店を構える前。
札幌でANATOMICAを扱っていたのは、ARCHでした。
2004年、ARCHは「ヨーロッパヴィンテージ」「Paraboot」「ANATOMICA」という偏ったラインナップで始まります。開店当初の店内を写した一枚には、店の片隅に、DOLMANが掛かっていました。

1994年、ANATOMICA PARISの創業とともに生まれたDOLMAN。
以来、形は一度も変わっていません。特にBLACKは、第一回目のリリースから続く定番色だと、ピエール氏から聞いています。

当時のARCHの棚には、フランス軍のM-47や米軍のBAKER PANTSが並んでいました。ARCHのセレクトは、ミリタリーパンツに合うことが条件。
M-47に、DOLMAN。
ミリタリーパンツに、フレンチワークの黒。
そして足元にはALDEN。
その合わせが、ARCHのスタイルの原点にありました。
毎週のようにARCH札幌に通っていた私も、当時はこのスタイルばかりでした(笑)。
時を経て、ANATOMICA SAPPOROがOPENします。長らくANATOMICAを扱ってきたARCHの存在もあり、ミリタリー×ANATOMICAという一つのスタイルはANATOMICA札幌でも引き継がれていきます。
今年で13年目を迎えるANATOMICA札幌ですが、ピエール氏のようにエレガントに着こなすスタイルもANATOMICAですし、ミリタリーを合わせるスタイルもまたANATOMICAだと私たちは考えています。
毎年、弊社代表山内がフランスへ出張に行くのですが、ANATOMICA PARISの話を聞くと「いつ行ってもANATOMICAは変わらないよ!」と、教えていただきます。
自分たちのスタイルに確固たる自信があるからこそ変わらずにいられる、というのがANATOMICAの本質のように思います。


BLOGをご覧になられている方の中にもANATOMICAの洋服はきれいに合わせなければならない、と思われている方もいらっしゃるかもしれません。けれど、そんなことはまったくありません。肩の力を抜いて、ミリタリーパンツ、チノパン、ジーンズなどラフに合わせてみると、着こなしの幅が広がり、楽しみ方が増えます。

DOLMANの名前の由来は、ナポレオン三世の時代の兵士の呼称。
当時のフランス軍の作業着がベースです。
ワークウェアがベースとは思えないほど、肩から袖先にかけて立体的に裁断され、人体の動きを考えた、人間工学的な縫製が施されています。
発売から30年以上愛され続けているのは、「デビルオブディテール」と呼ばれるピエールの手で、後世に残せる作品として、当時すでに完成されていた一枚だからかもしれません。

素材は、英国の老舗ミルのコットン100%、ENGLISH MOLESKIN。
緯糸を高密度に織り込んだ、なめらかで厚みのある生地です。表面を起毛させることで、スウェードのような柔らかな手触りが生まれることから、「綿スウェード」の別名でも知られます。
肉厚でありながら、しなやか。
着込むごとに柔らかくなり、身体に馴染んでいきます。
レザージャケットを育てるように楽しめる一着です。
ANATOMICA SAPPOROのオープン以来、BLACK MOLESKINは毎年欠かさず提案し続けてきた素材でもあります。



流行を追わず、同じ形で作り続けられてきたDOLMAN。
ピエールが大切にしているのは、出自や歴史もそうですが、「しっくり」くるかどうか。
DOLMANはその答えのような一着です。
肌寒くなってきた札幌で、羽織りにちょうど良い時期に入荷いたしました。
ぜひ一度ご覧ください。袖を通せば、きっとこのジャケットの良さがわかります。

ITEM : DOLMAN
FABRIC : ENGLISH MOLESKIN (100% COTTON)
COLOR : BLACK
SIZE : S / M / L / XL / XXL
made in France
ANATOMICA SAPPORO 船橋


