人体構造学に基づいた靴”オーソぺディックシューズ”を展開することは
ANATOMICAのアイデンティティの一つです。
ALDEN モディファイドラストをはじめ、BIRKENSTOCK, WAKOUWA, ALHAMBRAなど、
取り扱ってきたどのブランドもANATOMICAで展開されている理由はそこにあるのです。
そして、本日ご紹介する”TRIPPEN(トリッペン)”もまた、
その理念に基づいてセレクトされたシューズである事は間違いありません。
MODEL : SCOTCH
MATERIAL : WAW(CALF)
SOLES : SUMMER
COLOR : BLACK
SIZE : 40 / 41 / 42
PRICE : ¥44,000+tax
△写真中:TRIPPENデザイナーミヒャエル氏 写真右:ANATOMICAピエールフルニエ
TRIPPENは”人体構造学に基づいた”履き心地の良い靴を一つ一つ手作業で作っています。
靴職人のマイスター(特別技術資格者)で、医療用矯正靴の製作にも携わっていたミヒャエル・エーラーと靴や服のデザイナーとして活躍していたアンジェラ・シュピーツの2人によって、1992年ベルリンの小さなギャラリーで誕生したのですが、その小さな展示会でピエールが見つけた事から
今や日本は勿論のこと、全世界で必要とされる靴となっていったのです。
数あるTRIPPENのモデルの中でもピエールがお気にりの1足が、この”SCOTCH(スコッチ)”
植物タンニンなめしのカーフレザーと、「素足で歩く感覚を反映させる」ための
“SUMMER”と名付けられたソールで作られています。
デザインのベースとなっているのはスコットランドの伝統靴であるギリーシューズ。
このスタイルが紳士靴の1デザインとして注目され始めたのは1880年代のこと。
世紀の洒落者と呼ばれたウィンザー公(エドワード8世)も、
この靴を履きゴルフをするなどカントリーサイドで好んで履いたそうで、
彼らの俗称にちなみ「プリンス・オブ・ウェールズ」と呼ぶ事もあるのだとか。
ANATOMICAのアイテムの中でも度々”PRINCE OF WALES”と名付けられる物があり、
メンズファッション史の中で欠かせないアイテムであった事が伺えます。
デザインソースとなっているギリーシューズ自体はとてもクラシックですが。
TRIPPENのSCOTCHは見た目も履き心地も、より”ライト” になっていますので、
是非、普段のスタイルに取り入れてみてください。
私も今シーズンから履き始めて、すっかりハマってしまいましたが、
本来であれば、男性にこそお勧めした1足です。格好いいですよ。
またTRIPPENのシューズは常時お修理を承っていますので、
何年経っても履き続けられるところも魅力。
もしお持ちのTRIPPENでお修理が必要になった際はお気軽にお申し付けください。
ANATOMICA SAPPORO 伏見