本日は私(岩谷)が愛用しているお勧めのセーターをご紹介します。
毎シーズンこの季節になると着用頻度が高くなるこのタートルネックセーター。
このセーター一番のお気に入りは、肉厚で保温性に優れていながらも、軽く動き易いと言う点にあります。
この手の肉厚なセーターは本来であれば、反対にその分重量も増すのが普通ですが、軽くしなやかなのはウールの加工過程に秘密があるからです。
このニットは梳毛(そもう)という洗毛後の比較的繊維の長い羊毛だけを選抜し、くしけずりながら引き伸ばす作業を繰り返し、均一な太さに引きそろえ、短繊維や不純物を除去し出来上がる繊維で、一般的に使われる紡毛 (ぼうもう)よりも遥かに複雑な紡績方法を経て出来上がります。
そうして出来上がった繊維は、紡毛に比べより滑らかで肌触りの良い風合いになり、着用時の着心地に違いが現れます。
1940’sまでにUS NAVYに支給されていた希少なタートルネックのセーターをベースとしており、最大の特徴は唯一のデザインとも言える胸から肩にかけての編地の切り返し。
当時実際に使われていた矢降り(やぶり)と言われる特殊な編み方は、横方向に対しての可動域を広げる効果があると言われます。
機能性を重視したディテールでありながらデザイン面から見ても一役買っている部分です。
JACKET : ANATOMICA GEORGE / SHETLAND BROWN
オンオフ問わずに扱い易い素材感は、小綺麗なジャケットとも高相性。
CAP : STUDIO DONEGAL GATSBY CAP / BLACK
JACKET : FILSON (私物)
PANTS : ANATOMICA TRIM FIT PANTS / GERMAN VELVETON BLACK
SHOES : ANATOMICA CAP TOE OX FORD / BLACK
個人的にはセーターのルーツでもあるアメリカ物のアイテムと組み合わせるのが好きなコーディネートの1つです。
足下は直球のアメリカンワークなスタイルにならないようにトリムフィットのような上品なシルエットのパンツにオールデンなんかがバランス良くおすすめです。
COLOR : NAVY / OFF WHITE
SIZE : XS / S / M / L / XL
MATERIAL : WOOL100%
PRICE : ¥30,000-+tax
カラー展開はオフホワイト以外に米海軍らしいネイビーも有りますので、手持ちの洋服と相性の良いカラーをチョイスしてみて下さい。
そして本日はもう1つお知らせがございます。
すでに御存知の方も多くいらっしゃると思いますが、先日12月5日 全国4店舗目となる”ANATOMICA KOBE”がグランドオープン致しました。
拘りのラインナップをはじめ、知識豊富で気さくなスタッフが皆様をお出迎え致します。
是非、ANATOMICAの空気感を感じにいらして下さい。
皆様のご来店お待ちしております。
ANATOMICA SAPPORO 岩谷