COVERT COAT

札幌も本格的に冬らしい気候になりコートが手放せなくなりましたね。

 

皆さん、コートと言えば定番的なピーコートやダッフルコートなど様々な物を思い浮かべると思いますが“COVERT COAT”(カバートコート)をご存知でしょうか?

 

このCOVERT COATあまり聞き馴染みの無いコートだと思いますが、起源はイギリスで狩猟や乗馬をする際に着用するコートとして考案され当時はテーラーで仕立てて作られていました。

1800年代後半には、イギリスでエレガントな紳士の間で広く流行し、クローゼットには必ず1着掛かっているようなコートだったそうです。

 

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※1950年代イギリス製COVERT COAT と COVERT CLOTH (ANATOMICA SAPPORO 所有)

 

このコートの特徴としてあげられるのが、縦糸に濃淡2色の霜降り双糸、緯糸に濃色の単糸を使い綾織りで作る梳毛織物のCOVERT CLOTH(カバートクロス)と呼ばれる生地。

 

薮や茂みでも耐えうる耐久性と防水性を兼ね備えた素材は、ハイテクな化学繊維などが普及した現代では見かける事が少なくなった素材の一つですが、ANATOMICAでは今も当時の作り方で織っている生地メーカーを見つけ今季のコレクションでお目見えしています。

 

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尚、ANATOMICA SAPPOROでは、この生地を使いSINGLE RAGLAN COATを別注で製作致しました。

 

この素材とシングルラグランスリーブの組み合わせは、まさに1950年代頃にその流れを継承しBurberry’sやGLENFEL、AQUASCUTUMなどがリバイバルしたという背景に繋がる1着です。

 

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ウール素材で織られたこの生地は、しなやかな着心地としっかりとした重量感で風を通さず、北海道の真冬にジャケットやセーターの上に羽織るには最適な素材感である事は間違いありません。

 

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また、前立て部分には古くからテーラーなどで使われる馬の毛と綿で織った”毛芯”が使われており、これを使用する事で、型崩れを防止する効果があります。

 

見えない部分ではありますが、こんな細かな拘りも大量生産型のコートとは異なる部分と言えるでしょう。

 

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CAP : ANATOMICA  BASQUE BERET

SCARF  : DRAKES

JACKET : DOLMAN ENGLISH / MOLSKIN BROWN

PANTS : ANATOMICA 1915 PANTS / ENGLISH CORDUROY NAVY

SHOES : ANATOMICA BY ALDEN / P-TOE OX / CALF BROWN

 

今では作られる事が少なくなったCOVERT COAT をANATOMICAならではの解釈によって現代に復活しました、その希少さも勿論ですが、次世代に残すべき1着と呼ぶに相応しい仕上がりになっていると思います。

 

ぜひ、この背景に共感を持って頂けた方は、長く付き合う1着としていかがでしょうか。

 

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MODEL : SINGLE RAGLAN COAT

FABRIC : COVERT CLOTH (VENETIAN)

COLOR : KHAKI

SIZE : 44 / 46 / 48 / 50 / 52

 

 

皆様のご来店、お問合せお待ちしております。

 

ANATOMICA SAPPORO 岩谷