2020年3月13日、ANATOMICA ディレクター ピエール・フルニエのインスタグラムにポストされた1枚のスケッチ画像。コロナパンデミック真っ只中 緊急事態宣言等で外出ができない状況でもピエールはひたすらに服のことを考えていました。
《FANNI LEMMERMAER / ファニ レママイヤー》 1877年、オーストリア・ウィーンで創業された老舗ニットブランド。世界で初めてアルパカ100%の糸を使用したリンクスアンドリンクス(パール編み)という製法を開発。「最高のものに勝るものはない」という信念のもと、創業者ファニ レママイヤーから受け継いだ伝統と品質を守り続け、今もなお高品質なニットウェアを作り続けています。
この長い歴史を持つニットウェアブランドを世に広めたのがピエール・フルニエ。1970年代【HEMISPHERES】というコンセプトショップにて取り扱ったのがスタートでした。アナトミカ別注のモデルには、現在では使用されていない当時と同じ旧タグが施されています。
今シーズン追加オーダーしたのは、ピエールが考案したストライプの幅・配色を施した2PLY(ベルスリーブ) と、日本国内ではあまり流通しない1PLY(レギュラースリーブ)のベーシックな2点。
PRICE : ¥121,000 (¥110,000+tax)
1PLY=1本縒りの糸で編み立てられた薄手のタイプ。ピエール曰く「うっすらインナーを透かして着るのが格好良いんだ」と本人も愛用中。ベーシックですが黒の色が深く、コーディネートに取り入れるとグッと引き締まって見えます。
Staff 本間(身長173cm) / 42着用
INNER : MS&SONS / THERMAL GREY 88/12
PANTS : MSG&SONS / BAKER PANTS
Staff : 伏見(身長167cm) / 38着用
JACKET : DOLMAN / ENGLISH MOLESKIN
INNER : SAINT JAMES
PANTS : FISHERMAN PANTS
PRICE : ¥143,000 (¥130,000+tax)
2PLY=2本縒りの糸で編み立てられた厚手のタイプ。ウール糸の色数を最も多く所有しているといわれる FANNI LEMMERMAYER。無限大に存在する配色のなかから、ピエールが色・配色のバランス・ストライプ幅のピッチ等すべてを指定して作成しています。まさにピエールがコロナ渦に描き溜めたスケッチのとおりです。
Staff : 伏見(身長167cm) / 38着用
JACKET : HOBEREAU / ENGLISH CORDUROY
KNIT WEAR : JOHN SMEDLEY / RICHARD
PANTS : TENNIS / ARCHIVE FLANNEL
Staff 本間(身長173cm) / 42着用
Staff 本間(身長173cm) / 42着用
JACKET : MSG&SONS / N-3 JACKET
PANTS : 1915 PANTS / HEAVY CORDUROY
私自身もFANNI LEMMERMAYERを初めて購入したときに衝撃を受け、その後どっぷりと魅力にハマってしまいました。豊富なカラーバリエーションが魅力的であることは言うまでもないのですが、軽さや機能性の高さも相まって、使用頻度がとても高いニットです。
保温性は高いけれど、余計な暑さや湿度を逃してくれるので、日中や暖房の効いた室内でも「暑くなりすぎる」ことがないのです。早朝から日中・夜まで1日中着ていても快適でストレスフリーで、体温調節をしてくれる機能的な天然素材。特に寒暖差が激しい季節には心強いアイテムです。
大好きすぎて、店頭では暑苦しいほどに熱弁してしまうのですが…本当に、一度体感していただくと一枚二枚と増えていってしまう理由が分かると思います。
ANATOMICA SAPPORO 伏見
011-219-1231