“1909” FOX BROTHERS AIRTEX | ANATOMICA SAPPORO アナトミカ札幌

“DOLMAN”や”SAGAN VEST”などANATOMICAの中でもメジャーなアイテムからご紹介しておりましたが、今シーズンは、久しぶりにこちらのジャケットも入荷しております。

MODEL : 1909

FABRIC : FOX BROTHERS AIRTEX(100% COTTON)

COLOR : KHAKI

SIZE : S / M / L / XL

PRICE : ¥78,000+tax

made in France

“1909” このモデルをご存知の方はどれだけいらっしゃるでしょうか？

その名の通り、1909年に”FRENCH ARMY”ワークウェの作業用ジャケットとして支給されたいたアイテムがベースになっています。

ANATOMICAには”1839″や”1841″と行ったFRENCH ARMY をベースに作られたジャケットが存在しますが、どれも、その年代を表しています。…と言うことは”1909″は比較的最近のモデルであり、部分的に「直線」になっているところからも、年代の変化を感じ取ることができます。

このジャケットを語るべき最大の特徴は「生地」にあります。

使用しているのは1772年創業、英国の老舗生地屋《FOX BROTHERS(フォックスブラザーズ)》の”AIRTEX(エアテックス)生地。 FOX BROTHERSと言えば、サヴィル・ロウを始め、世界中の名門テーラーで使用される”ウールフランネル”が有名ですが、実はこの生地にも深く、深く。関わりがあるのです。

19世紀後半から20世紀にかけて、FOX BROTHERSはイギリス軍に生地を供給していた歴史があります。そして、この “KHAKI” こそFOX BROTHERSが開発した色であり、色名の名付け親なのです。

それまで、英国の戦闘服では伝統的な赤や明るい色を使用していましたが、いざ敵と対峙した際に危険に晒される恐れがあることから、インド語の『埃』に由来する “KHAKI(カーキ色)” を使用するようになりました。FOX BROTHERSでは、1900年に Prince of Wales より英国王室の承認を与えられ、第一次世界大戦中には8000マイルもの生地を供給したのだとか。

もともと”AIRTEX”という生地は、イギリス軍がインド駐屯期に真夏の暑さを回避する為に作られた素材。コシ・ハリのある綿生地ですが、メッシュのような織りになっているため、夏場でも快適に過ごすことができます。