本日は、「HOBEREAU」(オブロー) ENGLISH CORDUROY BLACKをご紹介いたします。
SIZE : 46 / 48 / 50 / 52 / 54 / 56
ラペルド仕様のジャケットを見ると、まず先行しがちなイメージ、「カッチリ感」。
店頭に立っていると、ラペルがある+着丈が長い=フォーマルな仕様 というイメージをお持ちの方が多くいらっしゃる気がします。
今回ご紹介させて頂く「HOBEREAU」は、フランスの古いワークウェアからインスパイアされ製作された1枚。
フランスのワークウェアといえば、ヘチマ襟でカバーオール型を意識するかと思いますが、HOBEREAUが元としているのは地主、すなわち紳士的な人物が着ていたワークジャケット。
故に、ワークウェアでありながらもラペル仕様で背筋正しく作業していたことが伺えます。
生地を特殊な織り伏せ方で縫う方法や、裏に見えるパイピング処理は古くからこの分野を専門としているフランスの工場ならではの技術。
こういったワークウェアを縫える縫製工場も少なくなっていく一方なだけに、とても価値のある1着だと思います。
1940年代頃の、ヨーロッパの労働着として使われていた太畝のヘビーなコーデュロイ生地。
見るからに厚く頑丈そうな生地は、綿100%の生地を削り畝を生み出すという、なんともナチュラルでアナログな生産背景を持ちます。
そんなナチュラルな素材にこそ、美しさや用の美が宿っていることに改めて気付かされる1枚です。
シンプルなジャケットですが、縫製の他にパターンも素晴らしく、一度袖を通せば作業服からエレガントなジャケットへと様変わり。
それもそのはずANATOMICAの独特なパターンはピエール氏の指示の基、熟練された職人によって作られており、なんとその方は某フランスの有名ワークウェアブランドで腕を磨いた70代のパターンナーだそうです。
ヒップがしっかりと隠れる着丈とエレガントに広がった裾は、着ていて安心感があり、長年愛用していく上での説得力がある逸品。
ワークジャケットながらエレガントなセンターベントの仕様は、パターンの良さとアイテムの特徴をさらに底上げしています。
このような背景から、実にANATOMICAらしい1枚ではないでしょうか?
SHIRT / ANATOMICA ORGANC TEE
VEST / ANATOMICA POULSARD
SHIRT / ANATOMICA WESTERN CHAMBRAY SHIRT
CAP / JAMES LOCK
PANTS / TANGO PANTS
TIE / ANATOMICA BY DRAKE’S
ネクタイを締めドレスアップをしても良し、カットソーにベスト、5ポケットパンツくらいでカジュアルに合わせるも良し、はたまた軍パンなんかに合わせても格好いいと思います。
本当に汎用性の高い1枚なので、ジャケットを着ることに抵抗がある方、気張らずに羽織れるラペルドのジャケットをお探しの方は是非、お試し下さいませ。
「ワーク」や「ミリタリー」をピエールというフィルターを通し今に伝え、提案する。
その事こそがANATOMICAのポジションであると思います。
新鮮でありながら、普遍的なスタイルをみなさまに提案できるよう、努めますのでどうぞよろしくお願い致します。
ANATOMICA SAPPORO 近谷
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