ANATOMICAオリジナルのショルダーバッグが全色揃っての入荷です。
COLOR LIGHT AI / DARK AI / SUMI / KAKISHBU
SIZE 24.5cm × 36cm
PRICE ¥17,850-
1940年代までにFrench Armyで採用されていた小型のバッグを、日本の伝統的な染色法方にて染められたデニム素材を用いて作られたバッグ。
日本らしい独特な色合いと、ミリタリーならではの実用的なデザインが織り成す、和と洋が融合したアイテムです。
COLOR LIGHT AI
前回のTRIM-FIT FAIRのブログでもご紹介させて頂いたこちらの生地。
オーガニックコットンを使用し、現在徳島平野でしか栽培されていない 蓼藍を原料として染められたデニム。本藍10回染めされた淡い美しいブルーが特徴です。
COLOR DARK AI
LIGHT AIが10回染色に対し、こちらDARK AIは30回もの染色作業を 繰り返して完成される贅沢な一品。
出来上がった色は一見、ベーシックなインディゴに見えますが、 近くで見ると、深みのある独特な藍色を感じることができます。
KAKI-SHIBU BRICK
その名の通り「柿渋」を染料としており、その高い防水・防腐・防虫効果から、 江戸時代より漁網、醸造用絞り袋、和傘などに使われてきました。
柿渋染めは、柿を未熟な青柿のうちに採取し、粉砕・圧搾して得られる渋液を冷暗所で 熟成させたものを染料にします。
ANATOMICAでは、この柿渋をデニムの表面に塗り、約3週間かけゆっくり乾燥し、 柿渋独特の色と風合いを出しています。
SUMI-BLACK
墨染めもまた、日本古来の染色方法であり、松媒や油媒を原料とした植物染料に鉄で媒染した 墨汁を糸や布に浸して染めます。
その色合いは黒というよりも奥ゆかしい深みのある灰色で、日本人の生活や美意識に 溶け込んできました。古くは僧衣などにも用いられていました。
また墨染めは、他の草木染めに比べて色褪せしにくく、紫外線カットや 防臭効果にもすぐれています。
長さを調節可能なショルダーストラップは、当時と同様の針状のシンチを仕様しており、細かな部分にも拘りを感じます。
左 未使用 右 スタッフ私物
こちらは、当店のスタッフが約2年使用したKAKISHIBU-BRICK。
その経年変化は一目瞭然で、使い込んでは洗いを繰り返すことで、日本の古布のような柿渋らしい色合いに変化しました。
実際に背負ってみるとやや小振りなサイズで使い易く、コーディネートのワンポイントとしても役立ちます。
また、アウターを羽織らない今時期はポケット等の収納が少ない為、身の回りの小物を持ち運ぶには意外と重宝するはずです。
経年変化したサンプルも店頭に展示しておりますので、気になる方は是非見にいらして下さい。
ANATOMICA 岩谷