本日は、先日ご紹介したMARTINGALEと同じくANATOMICAの創業当初よりラインナップに存在する”COLTIN”(コルタン)をご紹介します。
MODEL : COLTIN
FABRIC : GERMAN MOLESKIN
COLOR : BROWN
PRICE : ¥36,000-+tax
こちらのCOLTINもMARTINGALEと同じく古きフランスのワークウェアをベースにしてますが、ラウンドした襟元のデザインやパッチポケット、ボックスシルエットはより無骨な雰囲気の良さがあると思います。
フランスのワークウェアの中でも1番流通していたデザインなだけに、当時も労働者や芸術家など色々な業種の人たちに愛され、色褪せたものやツギハギを施したものなど十人十色の表情に変化しているヴィンテージが今でも見つかります。
(スタッフ岩谷 身長169cm 体重58kg 46着用)
CAP : ANATOMICA BASQUE BERET
SCARF : US ARMY
PANTS : ANATOMICA #618 JEANS / LIGHT AI
SHOES : ANATOMICA BY ALDEN PLAIN TOE BOOTS with COLK SOLE / CORDVAN #8
定番が故に着る人によって様々な見え方に変化するのもこのジャケットの良さだと思います。
個人的にはカバーオールですので、あまりコーディネートは考え過ぎずジーンズにサラッと羽織るくらいが気分です。
余談ですが、今回のこのCOLTINそして前回のMARTINGALEも私自身、もう何年も前から愛用しているお気に入りのジャケットです。
このCOLTINは正確には私のお客様が学生時代にPARIS旅行に行った際に蚤の市で買ったもので、その後彼は和服を着る仕事に就いた為、このCOLTINを着る機会が無くなってしまったと話しており、着ないで箪笥の肥やしになっているのも気分が悪いということで、私に是非着てほしいというご好意で譲って頂いたものなんです。
ですので、このCOLTINのオーナーは私で3代目になる訳です…なんだか熱いものを感じてしまいました。経年変化はご覧の通り。
作りの良い物や本当に思い入れのある物は、こうして時代に左右されること無く来るべき人の元へ受け継がれるものなのかなと思いました。
いずれANATOMICAの洋服が次世代のヴィンテージになるように…と心から願うばかりです。
ANATOMICA SAPPORO 岩谷