本日は入荷のお知らせをしていました、Church’sの詳細です。
まずは、2型の中からCHETWYNDをご紹介致します。
MODEL : CHETWYND
LEATHER : NEVADA CALF
LAST : 73
OUT SOLE : LEATHER SOLE
SIZE (D) : 7H / 8 / 8H / 9 / 9H / 10
SIZE (E) : 7H / 8 / 8H / 9 / 9H / 10
PRICE : ¥95,000-+tax
Made in ENGLAND
1873年の創業以来、Church’sの中でも不動の人気を誇る”CHETWYND”(チェットウィンド)。
いかにもイギリス靴らしい、内羽のフルブローグは普段のコーディネートに加えるだけでブリティッシュな雰囲気を演出します。
ディテールの紹介をさせて頂こうと思うのですがまずは、何と言ってもLast 73についてです。
今回の別注の際にも一番拘っている部分と言っても過言ではないこの73ラスト。
73ラストは1999年以前まで使われていた古い靴型であり、それ以降は73 ラストを継承した173ラストという木型に変更されています…
古くからのチャーチ好きの間では、いわゆる旧チャーチと呼ばれる1999年以前の物の方が、その美しいフォルムや履き心地の良さから支持されているようで、未だにそのラストをヴィンテージ市場から探されている方も多いようです。
今現在は特別な企画が無い限り手に入らない、この73ラスト。
そんな現状の中、今回の別注は創業以来使われているノーザンプトンの工場で完全復刻したものであり、価値ある1足であることは間違いありません。
ラストにともない、ウィズも細めに変更しています。
普段一般的に流通しているウィズはFまたはGなのに対してDとEを使用することで、ANATOMICAが提案しているALDENのモディファイドラストと同じ表記のサイズ、フィット感で履くことができる仕様になっています。
イギリス靴は少しキツめのサイズ感で履くイメージがありましたが、これに関してはトゥ部分にしっかりと捨て寸の空間ができ、長時間の歩行でもストレスを感じさせることはありません。
イギリスの伝統的な作りを継承しつつ、ピエール氏のフィッテイング論に基づいて考えられた特別な仕様は、これまでの概念をくつがえす1足と言えるのではないでしょうか。
いま、ブリティッシュなスタイルの革靴を探されているのであれば、間違いなくこの1足がお勧めです。
ANATOMICA 岩谷