昨日のブログでは”HARRIS TWEED”のジャケットをご紹介いたしましたが、
今シーズンからは”FOX BROTHERS”のツイードジャケットもリリースされています。
FOX BROTHERS社は1777年イギリスにて創業。
古くは、王立陸軍に生地を納入するほど、高い技術と歴史を持っています。
FOX BROTHERS社の生地はサヴィル・ロウを始め世界中の名門テーラーで扱われており、
ウィンザー公、ウィンストン・チャーチル、そしてケーリー・グラントなど
ファッション業界に名を連ねる、多くの著名人にも愛されてきた格式ある英国の老舗生地屋です。
ANATOMICAデザイナー、ピエール・フルニエが「既製ジャケットの最高峰」と称する
1960年代のとある老舗イギリスメーカーのスポーツジャケットがベースになっています。
昨日のブログにて生産背景やディテール等をご紹介しておりますので、
そう多くは語らないですが、特筆すべきは、やはり生地でしょう。
ヘリンボーンの織りに、ブラウン・レッド・オレンジの糸がミックスされた独特のカラー。
カラー名はブラウンになっていますが”赤茶””煉瓦色”といった表現が相応しいと思います。
所々、糸が飛びてていたりして、粗野感のある生地です。
イギリスの田舎の風景を彷彿とさせるような野暮ったさのあるカラーですが、
どことなく上品さも漂わせているのはFOX BROTHERSならでは。
英国らしいディテールと相まって、雰囲気のある1着に仕上がっています。
CAP : ANATOMICA BASQUE BERET
SHIRT : ANATOMICA TROSSEAU
TIE : ANATOMICA × Drake’
VEST : ANATOMICA SAGAN VEST
PANTS : ANATOMICA #618 LEAN
SHOES : ANATOMICA BY ALDEN PENNY LOAFER
CAP : THE INTERPRETATION BY ARCH
KNIT : JOHN SMEDLEY
PANTS : ANATOMICA UTILITY PANTS
COAT : ANATOMICA SINGLE RAGLAN COAT
SHOES : 40’s UEN SERVICE SHOES
ブリティッシュにフランネルやコーデュロイのベストを合わせても良いですし、
ワイドスプレットのシャツ、ジョンスメドレーなんかで上品に着るのは勿論のこと、
ざっくりとしたシェットランドセーターに、色の落ちたジーンズや軍パンなんかで
敢えて、野暮感を残したスタイリングも時には良いのではないでしょうか。
ただし、パンツの丈はジャストレングスで。この絶妙なさじ加減が”フレンチ”の装いなのです。
SIZE : 36 / 38 / 40 / 42 44
COLOR : BROWN
MATERIAL : FOX BROTHERS
PRICE : ¥80,000-+tax
昨日ご紹介したハンドトゥースの方がパッと目を惹きますが、
ヘリンボーンに、この色合い。寡黙な渋さを漂わせるこちらもまた、じっくり味わい深い。
ぜひ、昨日のブログとともに、今一度読み返して頂けると嬉しいです。
昨日のBLOG→http://anatomica-sapporo.com/blog/archives/9916
それでは、本日もご来店お待ちしております。
ANATOMICA SAPPORO 伏見