ANATOMICAのモノ作りには製作期間の期限はなく、
スタイル、素材(柄)、シルエット、縫製の全てにおいて、
何年かかっても納得出来るものとして完成された時に初めてリリースされます。
今から遡ること約10年前、試作に試作を重ね、完成したジャケットがあります。
通称”HARRIS TWEED JACKET”と呼ばれるアイテム。
名前を聞いただけで、ピンと来た方もいらっしゃるのでは無いでしょうか?
今年、新たな生地にて入荷しましたので、早速ご覧いただきましょう!
ANATOMICAデザイナー、ピエール・フルニエが「既製ジャケットの最高峰」と称する
1960年代のとある老舗イギリスメーカーのジャケットがベースになっています。
もちろん、同ブランドの中でも時代によって良し悪しがありますので、
その中からピエールの審美眼において「良い」と判断された部分を採用、
試作に試作を重ねてANATOMICAならではの解釈にて完成した1着です。
ANATOMICAで使用されているHARRIS TWEEDは、無数のバリエーションが存在する中から厳選されており、どこの誰が作った物なのかを調べる事ができる、製品管理番号が付いているものだけを使用しています。
程よくシェイプの効いたシルエットにセンターベント。やや長めの着丈。
一般的に見られるジャケットよりも太めのラペルやゴージの高さ、
アームホールの太さはクラシックなイギリスらしさを感じますよね。
袖は切羽仕様でありながら”既製服”を元にしている為、開き見せ(アキミセ)に。
既製服の中の最高峰を作るというANATOMICAの理念にもつながる部分です。
(撮影のため、タグ付きでご了承ください…)
BERET : ANATOMICA BASQUE BERET
PANTS : ANATOMICA #618 CALIFORNIAN CORDUROY
KNIT : JOHN SMEDLEY RICHARD
SHOES : ANATOMICA BY ALDEN PLAIN TOE
CAP : LOCK & CO
SHIRT : ANATOMICA × BIG YANK 1920 SHIRT
PANTS : ANATOMICA #618 CALIFORNIAN Ⅱ
KNIT : JOHN SMEDLEY RICHARD
SHOES : ANATOMICA BY ALDEN PLAIN TOE
ジャケパンスタイル可能であれば、お仕事の時にもお使い頂けますし、
敢えてアメリカ物のシャツなんかを合わせて、カジュアルに落とし込んで着るのも格好いい。
上品にJOHN SMEDLEYのタートルニットを合わせたスタイルは
ピエールのお気に入りのスタイルであり、ANATOMICAらしさを感じるのではないでしょうか。
シングルラグランコートを羽織るのも良いですし、
オイルドコットンのアウターを羽織ってハンティングのように渋く着るのもおすすめです。
SIZE : 38 / 40 / 42
COLOR : BROWN CHECK
MATERIAL : HARRIS TWEED
PRICE : ¥80,000-+tax
ANATOMICAの ”木靴に王冠” のシンボルマークは、『農夫の中の王様』を意味し、
決してセレブリティなスタイルでは無いという事を意味します。
誰もが手の届く範囲で最良な物作りをする事が重要、それがANATOMICAのスタイルです。
イギリス物のジャケットといえば、テーラーメイドが一級品であるのは確かですが、
ANATOMICAが根本的に掲げる思想として「既製服の中の最高峰」を目指しているのです。
ツイードのジャケットは着ていくに連れて、味わいが増します。
ぜひ、このジャケットと共に、素敵に年齢を重ねてください。
ANATOMCA SAPPORO 伏見