ANATOMICAのジーンズにはいくつかのシルエットが存在するのですが、中でも代表的な#618ORIGINAL JEANSはANATOMICA PARISが94年に開業して以来、初めて販売したジーンズでもあります。
SIZE : 28 / 29 / 30 / 31 / 32 / 33 / 34 / 35 / 36 / 40 / 42 inc
COLOR : INDIGO
PRICE : ¥24,000-+tax
FABRIC : LEFT HAND DENIM
Made in japan
このジーンズの品番となる#618とは、黄金比(1:1.618)の「618」を意味しており、紀元前2000年頃に建てられたイギリス南部の「ストーンヘンジ」、紀元前5世紀頃の古代ギリシャ人の建築「パルテノン神殿」「ゼウス像」ダ・ヴィンチの「円の中の人体図」これらが全て黄金比の規則を取り入れています。
葛飾北斎 富嶽三十六景と黄金比率の関係性
オーム貝と黄金比率の関係性
私たちが普段から何気なく美しいと感じるものや、心揺さぶられる自然の景色などにはこの比率が大きく関係しており、誰に教えられた訳でもなく本能的に感じるものだそうです。
近代建築の三大巨匠の一人、ル・コルビュジェもこのように述べています。
「幾何学は人の言葉である。・・・人はリズムを見つけた。見ただけでもそれとわかり、互いの関係において明らかなリズムである。このリズムは有機的な必然性によって人の体内に鳴り響く。この純粋な必然性のせいで、子供も年寄も未開人も知識人も‘黄金比を持つ絵を描く’のだ」
Le Corbusier 1931年「Towards A New Architecture」
この長方形の「プロポーション」の虜になり、黄金比のように美しい「シルエット」を持つJEANSを提案したいとANATOMICA PARISのピエールフルニエが発案したのが2006年6月のことでした。
そして発案から試作品を作り返すこと、実に7回。
ようやく2007年2月、ANATOMICA PARISは開店してから初のJEANSの販売を開始しました。
発売より11年経ったこのジーンズは、PARISを発信源とし多くの人に賞讃され続け、ANATOMICA定番のジーンズへと成長しました。
コンセプトも勿論ですが、ディテールにも細部まで拘っています。
素材には、50年代のLee101Zに使用された左綾織のデニムを元に岡山にてオリジナルで制作。
一切の無駄を削ぎ落としたかのような腰回り、股上に関してはしっかりと深めの作りで出来ており安心感のある穿き心地です。
一般的なジーンズは脇に縫い目があるもので、その為耳付きのジーンズなどを良く目にするかと思います。ですがこの#618は脇に縫い目の無い『シームレス仕様』古くはUS NAVYの作業パンツがイメージソースになっており綺麗なシルエット、そして従来の5ポケットパンツとは別物と言える部分でもあります。
ANATOMICA KOBE Mr. TARO
ANATOMICA PARIS Mr. JOHAN
もちろん私たちスタッフもほぼ全員が所有しており、このジーンズは日々のワードローブに無くてはならないアイテムです。
世の中には無数のジーンズが存在するからこそ納得のいくものを選びたいという方も多いはずです。まだ自分のワードローブとしてのジーンズが見つかっていない方はぜひこの#618ORIGINALを候補にしてみてはいかがでしょうか?
皆様のご来店お待ちしております。
ANATOMICA SAPPORO 岩谷