FRENCH GARMENTS 2020FW 入荷アイテムより”MONET(モネ)” を紹介致します。
もう既に何件かお問い合わせ、ご購入頂きました今季の「MONET」。
本日はなんともベーシックで、永遠の定番とも言えるべき素材をご紹介致します。
1940年代頃の、ヨーロッパの労働着として使われていた太畝のヘビーなコーデュロイ生地。
フランスでは、この手の肉厚なコーデュロイ生地が労働着としては一番肉厚だったのではないかと思います。
おそらくは分厚い綿の生地を削り出して畝を作る以外、何の手も加わってないであろう無骨、かつナチュラルな素材に、男心惹かれます。
VINTAGEのソレは、お世辞にも着易いとは言えませんがその耐久性や光沢感には唯一無二の価値があると思います。
そして、このヘビーなコーデュロイを使った「MONET」がこちらです。
ITEM : MONET
FABRIC : ENGLISH CORDUROY (100% COTTON)
COLOR : BLACK,BROWN
SIZE : XS / S / M / L / XL / XXL
PRICE : ¥92,000+tax
BROWN
当時の素材感に極めて近いこの生地は、実際に手にする事で普段目にするコーデュロイとの違いを感じて頂けると思います。
これぞ!フレンチワークといったところでしょうか。
スタッフ近谷 SIZE M着用
スタッフ伏見 SIZE S着用
着用感に関しては、ジャケットというよりカバーオールの表現が正しく、コンパクトな肩から裾にかけて広がるAライン。
胸と左右にはフラップポケットが配置されており、実用的な面も兼ね備えた作りです。
この辺りのディテールも、ANATOMICAイズムを感じます。
若干前に振られたアーム部分は人体の構造に沿って縫製され、着ていてストレスがありません。
丸みを帯び大きめに形成された襟も、クラシックな部分の一つ。
素材もそうですが、ポケットなどのディテールはまさにロベールドアノーやアウグストザンダーの写真集に出てくる労働着その物です。
本来の使い方を考えても少しゆとりのあるサイズを選び、インナーにニットやベスト等を重ね着する事で秋から冬に掛けての気温の変化にも対応出来ます。
今も尚、フランス国内のワークウェアを製造する工場にて生産しているこのMONETは、正に生粋の「フレンチワーク」と呼ぶべき1着です。
世の中は以前よりも「FRENCH VINTAGE」というワードに敏感になってきている気がしますが、個人的にはこのANATOMICAのアイテムはどれを取ってもヨーロッパの大切にすべく洋服の歴史や背景を、ピエールのフィルターを通して生まれた「NEW VINTAGE」だと考えます。
決して安くはないですが、何年、何十年と着用できるクオリティの高さと、そのスピリットを感じてみて下さい。
もう既に完売しそうなサイズも御座います。
是非、お早めにご覧下さいませ。
ANATOMICA SAPPORO 近谷
011-219-1231