前回のブログではミリタリーシャツをご紹介しましたが、本日はANATOMICAイチオシのドレスシャツ” Y.P.O.W “をご紹介します。
MODEL : YPOW
FABRIC : EGYPTIAN COTTON POPLIN
COLOR : WHITE
SIZE : 38 / 39 / 40 / 41 / 42 / 43
PRICE : ¥28000-+tax
Made in France
ANATOMICA初となるドレスシャツは、英国紳士の雰囲気を感じられる最もトラディショナルなデザイン。
名前の由来となる“Y.P.O.W”はYoung Prince Of Walesの頭文字から。
英国王室のエドワード8世こと、後のウィンザー公が若かりし頃に着用していたシャツがモーチフとなった1着です。
・世界で初めてタバコを吸ったところを、写真に撮らせた王族。
・世界で初めてラジオに出演した王族。
・そして一番有名なのが、グレートブリテン王国成立以降のイギリス国王としては歴代最短の在任期間わずか325日で退位した国王で俗にいう「王冠を賭けた恋」で知られています。
また、ロイヤルファミリーの中でも、英国の伝統的なトラッドを自身のスタイルとして取り入れていたウィンザー公は、そのスタイリッシュな着こなしが注目され、ファッションアイコンとしても国民に愛されている存在です。
そんなウィンザー公が愛用していたシャツの秘密を1つずつ紐解いていきましょう。
まず、使用される素材は、最高級エジプト綿で織られたホワイトポプリン。
ホワイトポプリンとは英国式の呼び名らしく、米国ではブロードとも呼ばれるようです。
そのきめ細かいポプリン生地は肌触りもとても良く、本来のドレスコード『シャツは素肌に着る』というドレスシャツ本来の楽しみ方も味わって頂けると思います。
ANATOMICAらしい程よくゆとりのあるフィット感は、動きやすさを重視している為。
タイトなフィットは見た目の良さはあるものの、動いているうちにタックインしている裾が出て来てしまうなど、本来の機能性を失ってしまうという理由から。
1つ1つ丁寧に仕上げているギャザーも作りの善し悪しを決める部分。
最も注目して頂きたいのが、英国のシャツらしさを1番に感じるワイドスプレッドカラー。
TIE : ANATOMICA BY DRAKES / BLACK SILK
BRACES : ALBERT THURSTON / PLAIN MIDNIGHT
台襟の高さもイギリスのシャツらしいディテールで、特にタイを絞めた時の納まりは言うことなし、いつものスーツにこのシャツを取り入れるだけで間違いなく雰囲気ががらりと変わります。
また、DRAKESのタイやALBERT THURSTONのブレイシスを着用する事でより、ブリティッシュトラッドを演出出来るでしょう。
JACKET : ANATOMICA HUGES / WEST ENGLAND TONIC WOOL / CHARCOAL
PANTS : ANATOMICA TANGO PANTS / WEST ENGLAND TONIC WOOL / CHARCOAL
襟の角度が120度近い広さに設計されたワイドスプレッドカラーは、襟の外側がSの字状にカッティングされており、襟先がスーツのラペルの内側に入り込む設計になっています。
この形状が、ジャケットを羽織った際に、シャツの襟が外に飛び出すのを防ぎ、常に引き締まった印象を与えるのです。
デザイナー云く、ドレスシャツではあるが襟芯を抜いてカジュアルな服装に合わせるのもお勧めだと、語っていました。
PANTS : ANATOMICA 618SLIM FIT / LIGHT AI
SHOES : ANATOMICA BY ALDEN PENNY LOAFER / NAVY CHROMEXCEL
確かに上質なシャツをあえてデニムなどで外したスタイルもなんとも言えない大人な格好良さがありますよね?
僕もそうでしたが、この手のドレスシャツを今まではあまり着た事が無く、使いづらそうだな?スーツの時にしか着れないのかな?なんて思っていましたが、いざ使ってみるとカジュアルにも相性が良く、最近はついこのスタイルがクセになってしまいました。笑
上質なシャツは1枚持っているだけで男の大事な身だしなみにも活躍してくれ、尚且つ着ているだけでとても気分も高揚させてくれると思います。
今後のブログでもこのシャツを取り入れたスタイルをどんどんご紹介していきたいと思いますので、ぜひ皆様もこの夏から英国式のドレスシャツ取り入れてみませんか?
ご来店お待ちしております。
ANATOMICA SAPPORO 岩谷