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Anatomica ピエールの軌跡【第1章】知る人ぞ知るレジェンド

きっと「フレンチガーメンツ」という言葉を一度は聞いたことがあると思います。アナトミカ という店にとって根幹になるアイテムなのですが、「フレンチガーメンツって何?」と、まだ知られていない事も多々あるかと思いますので、改めて紹介させていただきます。

 

さらっとお伝えするつもりだったのですが、書き続けるうちに止まらなくなってしまい…「全3章」にわたりブログを書かせていただきました。どうぞお付き合いくださいませ。


 

ー「ANATOMICA / アナトミカ 」というコンセプトショップ ー

 

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ピエール・フルニエが1994年にフランス・パリで立ち上げたコンセプトショップ(感性や哲学といったものをひとつのコンセプトにまとめた店舗)。当時、アメリカンウェアが流行だったころ「他と違うことがしたい」と立ち上げたのがアナトミカ です。

 

ピエールは「フランスはヨーロッパで最高のワークウェアを持っていると信じている。最高のデザインで、最高の素材で作られているんだ。ビジネスウェアにおいてはイギリスが、スポーツウェアにおいてはアメリカが最高だけれど、私たちフランスは美しいワークウェアを作ることができる。」とインタビューで答えています。

 

店で取扱うアイテムは、その分野において最も優れている物を。歴史と伝統、ピエール自身によるフィット感にこだわった【アナトミカ ル(解剖学的)】なオリジナルアイテムと、国内外からセレクトした商品を展開しているのがアナトミカ という店です。


 

ー ピエール・フルニエの軌跡 「知る人ぞ知る、レジェンド」ー

 

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アナトミカ 創業前、ピエールは「GLOBE(グローブ)」「HEMISPHERES(エミスフェール)」という店を運営していました。熱狂的な服好きたちの”聖地”とも言われたショップでは数々の伝説を残しています。当時、各ジャンルの専門店が主流であったころ、ヨーロッパで初めて「Rocky Mountain(ロッキーマウンテン)」「Sebago(セバゴ)」「Nike(ナイキ)」「Vans(ヴァンズ)」「North Face(ノースフェイス)」「Southwick(サウスウィック)」=「Brooks Brothers(ブルックス・ブラザーズ)のファクトリー」といったアメリカンウェアブランドを取り扱います。

 

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もちろん、当時はヨーロッパのみならず、アメリカ以外の国では誰も知らないブランドでした。現代における”セレクトショップ”という形態の誕生です。『自分が良いと思うものを店にに並べただけだ』と、ピエールは言いますが、先見の目を持ってラインナップしたアイテムは現代においても存続し人気のあるブランドであることは間違いなく、審美眼に優れていると言えるでしょう。

 

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さらに、アメリカンウェアならず「Chester Barrie(チェスターバリー)Fanni Lemmermayer(ファンニ・レママイヤー)といったヨーロッパウェアも取り扱っていました。ピエールが行なってきた数々の功績は、アパレル業界において重要な出来事であり、人々の生活を豊かにしていると思います。長い間アパレル業界に身を置き、有名になるチャンスも多々あったはずです。しかし、ピエールは決して表に立たず、魂を売らず。ただ純粋な気持ちで好きなことを追求し、知る人ぞ知るレジェンドになったのです。

 

…つづく。

 

→ ピエールの軌跡【第1章】知る人ぞ知るレジェンド はこちら

→ ピエールの軌跡【第2章】フレンチガーメンツとは はこちら。

→ ピエールの軌跡【第3章】いつだってベストメイド はこちら。