ここ数日は雨の日も多く、湿度が高い日が続いていますが、そんな時に”イチオシ”なのがこのシアサッカー素材です。
SIZE : 29 / 30 / 31 / 32 / 33 / 34 / 35 / 36
COLOR : SEERSUCKER WHITE × BLUE / SEERSUCKER OLIVE × ECRU
MATERIAL : COTTON100%
PRICE : ¥22,000-+tax
パンツのモデルとなるのは奇麗なシルエットでファンも多いTRIM-FIT PANTS。
このパンツ特有のストレスのない履き心地と、肌触りの良いシアサッカー素材が組み合わさる事で、真夏のマストアイテムと呼ぶにふさわしい1本に。
既にTRIM-FIT PANTSをお持ちの方はご存知かと思いますが、クセの無いシルエットはとても汎用性が高くどんなコーディネートにも不思議とハマってしまうアイテムです。
スタイリッシュなシルエットはミリタリーやワーク物に合わせても良いですし、いざという時はジャケットを羽織っても十分様になるのがこのシアサッカーのパンツの長所だと思います。
二通りのコーディネート例を考えてみました。
TOPS : JOHN SMEDLEY ADRIAN / WHITE
SHOES : ANATOMICA ESPADRILLE / NATURAL
シアサッカーのイメージでもあるWHITE×BLUEは、プレッピーなスタイルが真っ先に思い浮かびますがJOHN SMEDLEYのニットポロやエスパドリーユでヨーロッパ的な着方も面白いかと思います。
シンプルなアイテムと合わせる事でより一層シアサッカーの素材感が際立ちます。
TOPS : JOHN SMEDLEY CONNAUGHT V-NECK CARDIGAN / NAVY
INNER : ANATOMICA × Merz b Schwanen / WHITE
SHOES : WAKOUWA SUEDE LOW CUT / BEIGE
続いてOLIVE × ECRUはもう少しリラックスしたコーディネートにしてみました。
畏まったイメージの方も多いシアサッカーですが以外にもラフな雰囲気にもとてもマッチするので個人的にはWAKOUWAのデッキスニーカーなんかで合わせるのもオススメです。
やはりこの素材は暑いときやリラックスしたい時に穿くべきパンツだと思いますので、あえて難しい事は考えず自由な着方で取り入れて頂きたいと思います。
ぜひ一度店頭にて素材感をお確かめ下さい。
最後に以前にもこの生地に関して説明した事があるのですが、結構時間が経ってしまったので、もう一度ご説明したいと思います、少々長いですがご興味のある方は読んでみて下さい⇩
そもそもこのSeersucker(シアサッカー)は、インド、パキスタン方面を起源に持ち、語源となったKheer aur shakkaという言葉は、直訳するとMilk and Sugarとなり、生地の平らな部分がミルクで凹凸部分が砂糖というユニークな意味合いを表します。
この凹凸は、夏場の高温多湿の時期にも肌に吸い付かず、さらりと快適な着心地を得られる特性があります。
生地として欧州で認知され始めたのは、英 Colonial(コロニー)時代であり、その後1920年代にアメリカに渡りPREPPYスタイルの発祥、Prestigious Private schoolの学生達の間で夏の素材として広まった生地だそうです。
ANATOMICAでは、中でも1960年代に進化を遂げたシアサッカーに焦点を当て、ピエール氏と寺本氏が世界中を探し回った結果、納得の行く物はこのポルトガル製の生地のみであったと言います。
この事実が物語るように、現在では殆ど見かけなくなってしまった厚手でコシのあるシアサッカーを採用する拘りはまさにオリジナルをルーツに掲げるANATOMICAならではと言えるでしょう。
ANATOMICA 岩谷