フランスで生まれた名品達 | ANATOMICA SAPPORO アナトミカ札幌

ANATOMICA札幌のBLOGをご覧の皆様こんにちは。船橋です。

かれこれ入社して1年以上過ぎ、自分が客として通っていた頃と違う視点でANATOMICAの商品の事が学ぶ事が出来て日々楽しく勉強させてもらっています。

自分自身ANATOMICAのイメージは秋冬が特に素材を楽しめるイメージでしたが、春夏のANATOMICAは面白いです。僕自身、正直なところ春夏はFLIGHT JACKETやALOHA SHIRT、POCKET TEE、、など日本製のANATOMICAをよく着ていました。一方、FRENCH GARMENTSの商品も魅力的でしたがなかなか手が出にくかったのも本音です。。笑

僕のように考えいている方も少なからずいらっしゃるのではないかと思っています。

ただ、リネンやシアサッカーなど知れば知るほど奥が深い。きちんと季節にあった季節感のある素材を着ることがファッションの楽しみであり、それを追求することで他者との差別化となり自分なりの”スタイル”になる、と思っています。

今季はFRENCH GARMENTSのジャケットを2着購入しヘビーに着用していますが、どちらも本当に買って良かったと思えるアイテムです。

購入品についての詳細はまた後日ご紹介したいと思います。

それでは本題に。

既成服が主流ではなかった1800年代初頭、フランスパリで既製服を大量に作り売り出したのは、”ピエール・パリソー”と言われています。

パリソーが 1824 年にノートルダム寺院に近い花市河岸に店舗（12 平米）を獲得して、店をBELLE JARDINIERE (ベル・ジャルディニエール) =「美しき庭師の娘」と改称し開店しました。後にこのベル・ジャルディニエールは廃業していまいますが、フランス最古のデパートとして語り継がれます。

フランス最古のデパート “BELLE JARDINIERE”

BJパンツの名称の由来はご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、

フランス最古の老舗百貨店”BELLE JARDINIERE(ベル・ジャルディニエール)”にて制作されていたVINTAGEのワークパンツがベースになっています。

そして今季も札幌店にはBJパンツが入荷しております。

元々の由来がワークウェアということもあり、シルエットはやや太めのテーパードシルエット。僕自身O脚なので細身のパンツを履くと両膝の間が開いてしまい何だかうまくスタイルが決まらないということが多いのですが、この太めのテーパードシルエットはどの方が履いても綺麗に見えるシルエットに仕上がっています。

ウエストにはサスペンダーボタンが付き、二本針のシンチバックが施されています。

この辺のディティールもクラシックな部分を残しつつ現代版にしっかりとアップデートされていてうまくコーディネートに取り入れやすい所だと思います。

そしてこの”BJ”に合わせたいのが”ESPADRILLES(エスパドリーユ)”。

”ESPADRILLES”はフランス語の単語で”エスパドリーユ”の名前は、カタルーニャ語の「アスパルデーニャ（espardenya）」に由来します。ロープをコイル状に巻いた靴底を、アッパー部分に縦のステッチで縫い付けたシューズを指す言葉で、14世紀頃、スペインのピレネー山脈で暮らす農民の作業靴として生まれたのが原型と言われています。

ピレネー山脈の麓カタルーニャ地方やバスク地方でも大変人気があり、春季や夏季にはよく履かれていたそう。