今週末23日(金)より行われる“OUTER FAIR” in ANATOMICA SAPPORO、本日はラインナップよりBEACH CLOTHを使用したアウターにフォーカスを当ててご紹介したいと思います。
1920年代に米”BROWNS BEACH社”が東海岸の寒冷地で働く労働者の為に開発したBEACH CLOTH。
ウール×コットンから作られるラッセル編みというニット素材は、表面には特徴的な編み地と起毛した裏地で構成されており、伸縮性と高い保温性を兼ね備えます。
このBEACH CLOTHを使用する事で、まだ化学繊維などが無かった当時では難しかったであろう軽い着心地と保温性を実現させました。
ANATOMICAでは独自の解釈によって、BEACH VEST, PEA COAT, PEA COAT LONG , BB CLOTH PARKAの4モデルがリリースされています。
まずは、PEACOATからのご紹介です。
MODEL : BEACH CLOTH PEA COAT
MATERIAL : BEACH CLOTH (WOOL100%)
COLOR : NAVY
SIZE : LADIE’S 36 / 38 MEN’S 36 / 38 / 40 / 42
PRICE : ¥120.000+tax
ベースとなるのは、米海軍がある時代に上士官向けに支給していた特別なピーコート。
それは、よく目にする幅広い海兵向けに量産された、無骨で重量感のある物とは違い、職人の手で一つ一つ仕立てて作られた時代の物にフォーカスを当てています。
当時はアメリカが13州だった事を表す13スターのアンカーボタンは、このピーコートが持つ背景を感じさせる部分でもあります。
レギュラー丈と言ってもヒップが隠れる程よい長さがある為、見た目も大人な雰囲気。
普段車移動が多い方はロング丈よりもこちらがお勧めです。
続いてロングタイプ。
MODEL : BEACH CLOTH PEA COAT LONG
COLOR : NAVY
SIZE : LADIE’S 36 / 38 MEN’S 36 / 38 / 40 / 42
PRICE : ¥140.000+tax
US NAVYのピーコートの中でも最も希少とされる、オフィッサータイプ。
ヴィンテージの球数の少なさはもちろんの事、将校モデルという事もあり当時の中でも縫製やパターン全てにおいて最上級の技術で作られていたのがこのモデルです。
パターン自体もレギュラー丈のピーコートとは異なる部分が多数。
その1つとして注目して頂きたいのが大きな襟とウエストのシェイプです。
裾に向かって広がるAラインは、素材の武骨さを感じさせない程エレガントな印象です。
また、このような着丈のコートは”重くて着づらい”という印象もありますが、着るとパターンメイクのお陰で重量感を感じないのも特徴の1つ。
高めにできた襟はチンストラップを絞めると顔の半分まで隠れるようになっており、冷たい風をシャットアウト。
見た目にも、オフィッサーモデルらしい気品を感じさせます。
LADIE’S PEA COAT
LADIE’S PEACOAT LONG
また、今シーズンもそれぞれレディースサイズのご用意もありますので男女共におすすめです。
ここまでメンズ視点で作られたピーコートはなかなかレディースのブランドでは見つからないのではないでしょうか。
最後は、BEACH CLOTH PARKAです。
MODEL : BEACH CLOTH PARKA
COLOR : SOLT&PEPPER / NAVY
SIZE : MEN’S 36 / 38 / 40 / 42
PRICE : ¥90.000+tax
続いて、素材の良さを最大限に生かしたフーデットコート、BEACH CLOTH PARKA。
一見ダッフルコートにも似たこのモデルは、実の所アメリカのスポーツウェアにアレンジを加えた1着。
デザインとしても目を引くフロントのフックは、今時期であればグローブを着用したままでも容易に開閉が可能です。
少しでも寒さから身を守りたい北海道では実用的なディテールではないでしょうか。
アームホールと身幅は程よいゆとりがあるので、中には肉厚なニットや一枚物のジャケットなんかを着てオーバーコートとしてもお使い頂けます。
ジャケット、パーカー共に肉厚な素材感は一見重たく見えがちですが、実際には軽くて暖かい為、フリースの様にストレスの無い着心地が特徴です。
これからが一番の寒さになる北海道では、ついつい手に取ってしまう程頼れるアイテムですので、気になった方は是非店頭にてご覧下さい。
明日もお勧めのアウターをご紹介させて頂きますので、どうぞ最後までお付き合い下さいませ。
[OUTER FAIR] in ANATOMICA SAPPORO
2016 12.23(fri)〜12.25(sun)
pm12:00〜21:00 ※日・祝は am11:00〜20:00
tel 011-219-1231