“POULSARD(プルサール)”
フランス・ジュラ地方で栽培されている黒ぶどうの品種。
ナチュラルワイン愛好家としても知られるピエールがお気に入りの品種から名づけた
ANATOMICA FRENCH GARMENTSの新作ベストをご紹介いたします。
以前ご紹介したシャツの”TROUSSEAU”を含め、どうやらジュラ地方のワインがお好きなよう。
POULSARDは、18世紀に存在したシルク製のベストが起源です。
ANATOMICAでは長年の定番となっている”狩猟”を目的とした
SAGAN VESTに比べ、ディテールはよりシンプルに、品があり、落ち着いたデザイン。
フロントには厚みのあるウッドボタンが７個。
クラシックな針タイプのバックシンチ。
見えないところですが、リバーシブルで使えそうなほど内側の縫製も丁寧。
だからこそ、崩れない、この綺麗なフォルムが出るのです。
BERET : ANATOMICA BASQUE BERET
SHIRT : ANATOMICA BAND COLOR SHIRT
PANTS : ANATOMICA FRONTIER PANTS
SHOES : ANATOMICA ALHAMBRA ROUGE
細かくご紹介したい箇所は沢山あるのですが…なんといっても、この生地が素晴らしい。
ドライな手触りで清涼感のあるシアサッカーを、あえて2色で作るのではなく、
「ブラック×ブラック」の単色で織り上げています。
単色であっても、シアサッカー特有の凹凸で表現力のある見た目に。
通常だと縦目で使うシアサッカーを、あえて横にして使っているところも面白いですね。
ANATOMICAフリークの皆さんであれば、ちらりと覗く裏地にも心惹かれるはず。
そう、かつてTANGO PANTS等でリリースされた事のある、あの生地です。
ITEM : POULSARD VEST
COLOR : DOUBLE BLACK SEER SUCKER
FABRIC : 100% COTTON
SIZE : S / M / L
PRICE : ¥53,000-tax
made in UE
続いてご紹介するのは “JAPANESE COTTON SASIKO”
その名の通り、日本の伝統技法である「刺し子」を施した生地です。
先ほどのDOUBLE BLACKのシックな雰囲気から打って変わり、小粋な夏のベスト。
生地をくり抜くようにして作られたネックは、カーブの美しさが際立ちます。
Vゾーンが深くないので、シャツの種類にとらわれず、
カットソーのままでも、スカーフなんかを合わせても素敵です。
TOP : ANATOMICA × Merz b schwanen ASYMMETRIN SHIRTS
PANTS : VINTAGE LEVI’S
SHOES : WAKOUWA LOW CUT CANVAS / WHITE × WHITE
まるで柔道着のような、しっかりと厚みのあるコットン生地に
「藍染」を施した、刺し子糸でチクチクと縫われています。
先ほどのシアサッカー同様に生地を横使いする事で、ボーダーのような見た目になり、
爽やかで、小粋な雰囲気が漂う1着になっています。
ディテールそのものはクラシックですが、この生地、ボタンを組み合わせる事で
どこどなく民族的な空気を纏っているように見えるのは私だけでしょうか？
着こなしも、オリジナルのベストにとらわれず、自由に、気軽に楽しんでください。
ITEM : POULSARD VEST
COLOR : JAPANESE COTTON SASHIKO
FABRIC : 100% COTTON
SIZE : S / M / L
PRICE : ¥59,000-tax
made in UE
ANATOMICA SAPPORO 伏見
