94年ANATOMICA PARISの創業当初のラインナップと言えば、世界各国より厳選されたオーセンティックなアイテムとクラシックなワークウェア。
その審美眼により構成されていたラインナップは、みるみると洋服好きの間で話題になり、90年代後半には既に日本のセレクトショップにも目利きのバイヤーによりセレクトされていました。
中でもANATOMICAの独自のパターンとフランスのモールスキン素材を使用して作られていたオリジナルのワークウェアは、ヴィンテージのリプロダクションとは一線を画す素晴らしい雰囲気があり、それまでなかなか日本では紹介されることが無かったヨーロッパのワークウェアに心動かされた方も多かったのではないでしょうか?
少々前書きが長くなってしまいましたが、その当時に使われていたマテリアル、DEAD STOCKのフレンチモールスキン素材を用いて数量限定で、”MARTINGALE”(マルタンゲール)を製作致しました。
MODEL : MARTINGALE
FABRIC : FRENCH MOLESKIN (100% Cotton)
COLOR : BLACK
SIZE : 46 / 48 / 50 / 52
PRICE : ¥37,000-+tax
フレンチヴィンテージの中でも希少なラペルのワークジャケットがベースとなる1着。
無数のバリエーションが存在するフレンチワークの中でもこのモデルをチョイスする辺りはANATOMICAらしさを感じる部分だと思います。
伝統的な素材であったフレンチモールスキンですが、時代と共に淘汰されとうとう生産が出来なくなってしまった為、これが最後のリリースとなります。
この素材ならではの使い勝手の良さや経年変化は、私達スタッフも長年愛用していたということもあり特別視してしまう思い出深い素材です。
このジャケットの顔とも言えるのがこのタックが入った背面のディテール。
本来はこのベルトのことを”MARTINGALE”(マルタンゲール)と指し、モデル名の由来でもあります。
(スタッフ岩谷 身長169cm 体重58kg 48着用)
CAP : ANATOMICA × JONATHANRICHARD / PANAMA COTTON WHITE
KNIT : JOHN SMEDLEY MERINO WOOL V-NECK / CHESNUT
INNER : ANATOMICA × Merzbschwanen HENLY / NATURAL
PANTS : LEVI’S 501
SHOES : PADMORE&BARNES
ブラックのラペルジャケットというアイテムは本当に使いやすいもので、僕自身普段使いとしてカジュアルなカットソーの上に羽織ることもあれば、中に綺麗なシャツを着て余所行きなコーディネートまで本当に良く使い回した1着です。
特に色々な場所を訪問する旅行や出張などには、これ1着で事が足りてしまうと思います。
ANATOMICAの洋服がお好きな方はもう一度原点とも言えるこのジャケットに目を向けてみて頂きたいです。
また、ANATOMICAのジャケットを着たことが無い方にも初めての1着としてお勧め出来るモデルです。
前述にもありますが、DEADSTOCK素材の為、数量限定での販売となりますので気になる方はお早めにご覧になってみて下さい。
皆様のご来店、お問合せ、心よりお待ちしております。
ANATOMICA 岩谷