今シーズン様々なラインナップで展開してるFrench Garmentsですが、中でもお勧めなのが日本の伝統的な染色法方、『本藍』を使用したシリーズ。
日本では江戸時代より盛んに活用されていた本藍染めは、原料となる蓼藍(タデアイ)という植物を発酵させた ”すくも” を使用した天然染料。
活動が盛んだった江戸時代には紺屋と呼ばれる藍染めの工房が数えきれない程あったそうですが、明治27~8年頃、日清戦争後の文明開化と共に「インド藍」「人造藍」の輸入量の増加にともない日本古来の藍染めは衰退してしまったそうです。
現在では徳島を中心に数件のみ、今も変わらぬ方法で藍染めを続けているそうです。
ANATOMICAでは、”Bougeron” と “News boy cap”の2型をこのスペシャルなファブリックで製作致しました。
MODEL : BOUGERON
COLOR : HON AI (cotton 100%)
SIZE : XXS / XS / S / M / L
PRICE : ¥90,000-+tax
Made in France
今シーズンよりリリースされたBOUGERON(ブージュロン)も、ベージュリネンのイメージが強いのですが、1800年代後半のヴィンテージにも実際にピュアインディゴで染められたものが存在しました。
このモデルはもともと作業用に使用されていたという事もあり、藍染め特有の色があせにくい、防虫、消臭効果はとても理にかなっていると言えると思います。
HAT : JAMES LOCK
SHIRTS : BROOKS BROTHERS
VEST : ANATOMICA SAGAN / SEERSUCKER CHECK
PANTS : LEVI’S 501
SHOES : ANATOMICA BY ALDEN PENNY LOAFER
独特な雰囲気でありながらシンプルなデザインは、ジャケット感覚で羽織る事はもちろん、薄手のインナー1枚の上にボタンを留めてシャツとして着るのもお勧めです。
MODEL : NEWS BOY CAP by JONATHAN RICHARD
COLOR : HON AI (cotton 100%)
SIZE : S / M / L / XL
PRICE : ¥28,000-+tax
Made in Ireland
その他、同素材を使用したNEWS BOY CAPもイチオシです。
毎年ネイビーカラーのものはリリースされていましたが、意外にも藍染めのものはデニム素材しかなかったので、風合いの良いコットン素材を期待されていた方も多いのではないでしょうか。
僕もそうですが、この類の帽子は早々洗わない、洗えないと思いますのでこれもまた、本藍の効果が嬉しいところだと思います。
ジャケット、帽子共に長年使用した後の経年変化も楽しみになるアイテムですので、末永く愛用し自分だけのエイジングを楽しんでみてはいかがでしょうか?
ぜひ、店頭でご覧になってみて下さい。
ANATOMICA SAPPORO 岩谷